“営業マン＝年収が高い”というイメージから、稼ぎたいという理由で営業職に就く方も多いのではないでしょうか。

ただ、実際に営業マンとして働いてみると「頑張っているのに、給料が上がらない」と思ってしまうことはありませんか？
一般的に日本の営業マンの平均年収は500万円前後と言われております。
「保険や不動産のトップセールスマンは年収2,000万円以上を稼ぐ」という話もよく耳にしますから、そういったトッププレイヤーが平均を引き上げていることを考慮すると、実際は450万円前後が平均値ではないでしょうか。
この平均年収からすると、600万円以上を稼ぐことへのハードルの高さが感じられますよね。

では、営業マンが年収600万円以上を稼ぐには具体的にどうしたらよいのでしょうか。
今回は年収600万円を達成する方法についてお話していきます。

基本的に、営業部には月や年間のノルマや目標値が設定されていることがほとんどです。
ただ単純に達成するだけではなく、社内で営業成績の上位をキープし続けたり、目標を連続で達成し続けることで、社内でトップセールスマンとしてのイメージが根付きます。
前述の通り営業マンの平均年収は500万円に満たないと言われていますが、あくまで「平均」ですので、600万円以上を稼ぐ営業マンも一定数います。
そのような営業マンは蓋をあけてみると、企業の中でもトップセールスマンの座に君臨していることがほとんどです。

1度だけの輝かしい成績をおさめるのではなく、長期的に達成し続けるためにはどのように行動すべきか考え計画立てることが重要になるでしょう。

一括りに営業マンといっても、実は業界によって平均年収には大きく差があります。
平均年収が高い業界としては、医療・海外・不動産系が挙げられます。
なぜこの3つの業界の年収が高い傾向にあるのでしょうか。

実は下記3つの理由があります。
・医療系：医療の専門知識が求められるため一般の営業職に比べて難易度が高い。また、扱う商材の医療機器は高額なものが多いのでインセンティブとしての還元率が高い傾向にあるため。
・海外系：海外顧客とやり取りをするため高い語学力が求められ、言葉の壁を越えた折衝能力が必要なため。
・不動産系：賃貸ではなく購入向けの場合、単価が高いので営業マンに還元できるインセンティブが高い傾向にあるため。

ただ、転職は想像以上に労力がかかるものです。
日中働きながら業後や休日に志望動機を練ったり、面接を調整したりなど、年収を上げるためにプライベートの時間を削ることになるでしょう。
そのため、まずは現在の会社で勤めながら年収ＵＰできる方法にフォーカスすることをおすすめします。
その上で、どうしても年収を上げることが難しい場合には、これまでの営業力を武器として、より平均年収が高い業界へ転職する決断をしていきましょう。

前述の営業力を武器として転職をすることも一つですが、企業に所属しないという選択肢もあります。
近年「自営業」や「個人事業主」「フリーランス」という言葉をよく耳にするようになりました。
フリーランスと聞くと、エンジニアなどの技術職をイメージする方が多いのではないでしょうか。
実は営業職でもフリーランスで月に50～80万円の報酬を貰い、活躍する人が増えています。

終身雇用が当たり前であった以前まではどの企業でも社員は育成前提で雇用をするのが一般的でした。
“個の時代”、ベンチャー企業ではもちろん、意外なことに大手企業であっても、即戦力を求めています。
企業側としても業務委託で契約を結ぶ方が成果に応じて契約期間を更新するか否か判断ができるのも利点です。
新入社員から育成して～というコストを考えると、月の単価は多少高くともすぐに成果を出せるフリーランスに仕事が集まることにも納得です。
会社で営業スキルを磨いた先にフリーランスとして独立を視野に入れてみるのも良いのではないでしょうか。

今回は、営業マンが年収600万以上を稼ぐにはどうすればいいか、その方法についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
「平均」という壁を超えるためには、他人との差をつけることが大切だとお分かりいただけたのではないでしょうか。
年収600万円以上を達成する方法は複数ありますが、まずは自社に勤めながら自身のスキルを磨いていくことが先決でしょう。
この記事を読んだ方が、実力主義の“個の時代”の到来を見据えて、求めている年収に見合う自分になる、と自身を見つめ直すきっかけになれば幸いです。