駆け出しの営業マンが陥りやすいのが、顧客と対等に話すことができず必要以上にペコペコとへりくだった態度で顧客に接してしまうケースです。
腰が低いというのは日本人らしいといえますが、営業マン側も顧客の元へ訪れるまでにリサーチをしたり提案資料を作成したりと念入りな商談準備を行い、交通費も労力もかけて足を運んでいるので、下手に出る必要性は無いのです。

そこで今回は『下手に出ない！強い営業マンになるには？』と題して、下手に出ない方が良い理由についてお話していきます。

理由の一つとして、自信がないことが挙げられます。
商材の知識が十分ではない、などの自分への確信がない場合や、扱っている商材自体にメリットを感じられない、商材そのものを思い切って押せないなど色々な要因はあるかと思いますが、仮に自信がなくとも下手に出ないほうが賢明です。

過度に下手に出てしまうと、相手は“自分はこの人よりも格上だ”と思わせてしまう原因にもなりますし、無理難題をお願いしても何でも対応してくれるとナメられてしまうからです。

もちろん、顧客の要望にはできる限り応えていくべきですし、「何でもやります」という姿勢が好印象になる場合もありますが、
結果として単価に見合わない仕事量をやることになり、お金をもらえずに時間を搾取されてしまうことも多いのです。
これでは他の顧客に割く時間が削られてしまい、結果として営業成績が伸び悩んでしまいます。

下手に出ない強い営業マンになるにはどうしたらよいのでしょうか？
今回は下手に出ない強い営業マンになるために必要な2つのポイントをお伝えします。

駆け出しの新人営業マンによくありがちなのが、「顧客はお金を払ってくれる立場だから、顧客の方が上」と捉えてしまうことです。
確かに顧客が商品やサービスを購入、利用したお金が自身の給与になっているのは事実ですが、顧客も嫌々仕方なくお金を払っているわけではありません。

「払うべき価値があると、価値を感じているから」

だからこそ“顧客が上で営業マンは下”という上下の考え方ではなく、営業マン側は提供した商品やサービスをどう活用することが顧客のニーズをより満たせるか？を考えるだけでいいのです。
また、顧客もあまりにへりくだった態度をとられると、長期的にはお付き合いがしづらいでしょうから、対等な関係を築くことを意識していきましょう。

営業マンは“できないと言ったら負け”と思っている方はいませんか。
もちろん、できないよりはできた方が良いのですが、ときにはできないことを「できない！」と伝える勇気も必要です。
絶対できないことは断れても、多少無理をすればできることはついつい引き受けてしまう方が多いのではないでしょうか。
とくに時間をかければできることを簡単に引き受けてしまうと、顧客から頂戴する金額以上に頑張ることになり、結果として利益が下がってしまうことがあります。

また、本当はできないのに安請け合いをしてしまうと、顧客に嘘をついていることになり信頼を失うことに繋がります。
目の前にあと一押しで契約してくれそうな顧客がいるとネガティブなことを言いづらいですが、嘘をついてまで商品を売ることは営業マンのやるべきことではない、と肝に銘じておきましょう。

今回は『下手に出ない強い営業マンになるには？』と題して、過度にペコペコしないほうが良い理由について解説していきました。いかがでしたでしょうか。
ついついペコペコしてしまう気持ちも分かりますが、顧客と営業マンの関係性は対等であることが理想です。
ぜひ、扱う商品やサービスの価格に見合った価値提供をしていきましょう。

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