フリーランスとは、会社や団体のような組織と雇用関係を持たずに、個人のスキルを活かして案件ごとに契約をする働き方をする人たちのことをいいます。
　契約の方法は様々ですが、基本的に案件ごとに求められているスキルや経験を提供することで依頼主から報酬を受け取ります。そのため多くの場合は、プロジェクトや業務を単発の仕事を業務委託契約で結びます。
　実は、業務委託契約には、
① 委任契約 …法律にかかわる事務を委託する契約（例、弁護士）
② 準委任契約 …法律行為以外の事務を委託する契約（例、エンジニア・デザイナー）
③ 請負契約 …依頼主が求める成果を出すことで報酬が支払われる契約（例、アフィリエイト広告・営業代行）
の３種類があり、いずれも法律によって定められています。多くのフリーランスの方は、②か③に当てはまることになりますね。
もし、フリーランスについての法律についてもっと詳しく知りたいという方は、以下のページを見てみてください！
参考：首相官邸ホームページ（https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/portal/new_workstyle/freelanceleaflet.pdf）

フリーランスになることの主なメリットは、「作業内容を選べる」「収入増加」「労働環境が選べる」「職場環境を選べる」といった部分ではないでしょうか。以下、項目別に解説していきます。

会社員であれば、会社・上司の決定によって自身の苦手な業務も行うことを期待されます。一方、フリーランスは、自分で仕事・案件を選ぶことができます。そのため、「営業は苦手だけど、データ分析は得意です。」や「対面営業は得意だけど、テレアポは嫌いです。」といった場合でも、自身の得意な業務に注力することが可能です。むしろ、苦手な業務を引き受けてしまうと自身にもクライアントにも不利益となってしまう場合も多いです。
つまり、フリーランスはむしろ、得意な業務のみをすることを期待されていることが多いです。

ITフリーランスであればスキルの市場価値や案件の難易度、営業フリーランスであれば売り上げや成績が収入額に直結することが多いです。実力主義な部分が多いということですが、先に述べたように自身の得意分野の仕事を受けることができるということを考えると、収入アップが期待できます。
また、趣味として行うような活動からお金を稼ぐための仕事を選ぶことができ、その時々での自身の目的に合わせて柔軟に副業を行うことができることもメリットだと言えるでしょう。

昨今、フリーランスが注目される要因は様々ですが、「リモートワークの普及」や「主婦の出産・育児との仕事の両立」等も最も大きな要因の１つです。
「時間の使い方が自由になったことで、子供が学校に行っている時間の間だけお仕事が可能になった。」「リモートワークが可能になったことで、地方で暮らしている人も案件単価の高い首都圏の案件に関われる。」というお声はよく耳にします。

職場環境を選べるというのも、フリーランスになることのメリットの１つではないでしょうか。よく上げられる例として、人間関係のストレスが減るということがあります。
企業で働いていると、上司部下や同僚に気を遣って人間関係のストレスに悩まされることがあるでしょう。一方フリーランスは、良くも悪くも周囲との関係が「他人」となりますので、必要遺贈に人間関係に振り回されることはないでしょう。
もちろん案件によっては、ほかのフリーランスとチーム連携してプロジェクトを行うこともあるので、「チームでの仕事」「個人での仕事」を選ぶことができます。

こちらでは、フリーランスになることのメリットをご紹介しましたが、当然ですがデメリットもあります。別記事で、「会社員をやめてフリーランスになることのデメリット」「フリーランスになるために必要な準備」等もご紹介していますので、そちらもご覧ください。
また、いろいろな記事や情報を見ても、結局自分はフリーランスになるべきなのか分からないという方は、専門家に相談してみるのも効率的な手段の一つです。無料で相談に乗ってくれる企業も多いのでぜひ相談してみてはいかがでしょうか。