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2023-04-17

ネットワークエンジニアとは?年収はどのくらい?

ネットワークエンジニアとは?年収はどのくらい?

日々の暮らし、ビジネス活動を影で支えるネットワークですが、快適な通信環境を整えること専門にしているエンジニアがネットワークエンジニアです。ネットワークエンジニアは通信機器の知識はもちろん、通信機器を設定する論理的な技術等幅広い知識が求められます。電気やガス、水道といった生活インフラの一つに数えられるネットワークを支えるお仕事です。ネットワークエンジニアになるには、どのような知識やスキルが必要なのか?について、述べていきたいと思います。

【ネットワークの仕組み】

①プロトコル
コンピューター同士の通信をする際の手順や規格のことを指します。異なるメーカー同士でも通信が行えるように、プロトコルが生まれました。
プロトコルにはいくつかの種類がありますが、インターネットを含む多くのネットワークで最も主流になっているのが、TCP/IPという体系です。
②IPアドレス
IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、スマホやPCなど、ネットワーク上の機器に割り当てられるインターネット上の住所のようなものです。IPアドレスは、データのやり取りをする際、ネットワーク上で送信元と送信先を識別するために、機器ごとに付与されています。
そして、IPアドレスは大きく「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の2種類に分けられます。
グローバルIPアドレスとは、世界に1つだけのもので、インターネットに接続する際に割り振られます。世界中のどこからデータ通信を行っても識別できるようにアドレスの重複はありません。
一方のプライベートIPアドレスは、自宅や会社、組織内など、特定のネットワーク内で付与されるIPアドレスです。そのため、ローカルIPアドレスとも呼ばれます。
③OSI参照モデル
OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルとは、コンピューターなどの通信機器の通信機能を定義するISO(国際標準化機構)によって策定された世界標準モデルのことです。OSI参照モデルは、ネットワークを以下の7つの階層に分けて定義しています。

第1層:物理層
第2層:データリンク層
第3層:ネットワーク層
第4層:トランスポート層
第5層:セッション層
第6層:プレゼンテーション層
第7層:アプリケーション層

コンピューター間で通信する場合、送信側ではレイヤ7→6→5→4→3→2→1の順番に処理を行っていき、一方、受信側のコンピューターでは受信した電気信号をレイヤ1→2→3→4→5→6→7の順で処理していきます。
PCやスマホなどの機器は、上記の3つの通信技術の上で世界中のサーバーや機器とつながっています。

【ネットワークエンジニアの仕事内容】

一言でいうと、サーバーエンジニアによって構築されたサーバーを土台に、ネットワークを構築するエンジニアのことです。

ネットワークエンジニアの仕事内容は、大きく4つに分類されます。1つ目はクライアントの要件に沿ったネットワークの「設計」、2つ目は設計の仕様に沿って、実際にネットワーク機器を接続する「構築」、3つ目は利用開始後に管理を行う「運用」、そして最後がトラブル時に復旧対応をする「保守」です。場合によっては、「設計」の前段階である「要件定義」からも仕事内容に含まれます。

NW構成の規模によっては、設計~構築と、構築後の運用・保守をそれぞれ専門で担当する分業体制で行う場合もあれば、一人で設計~運用・保守まで行う場合もあります。

【必要なスキル】

①ネットワークの知識
必要になる1つ目のスキルは、ネットワークの知識です。ネットワークの世界には、WANやLAN、IPなど、多くの専門用語があります。ネットワークエンジニアは、これらの専門用語を理解したうえで、ネットワークの設定をしなければなりません。
②ネットワーク機器の知識とスキル
必要になる2つ目のスキルは、ネットワーク機器の知識とスキルです。ルータ、スイッチ、ブリッジなどの設定や、VLAN、IPの設定、DMZの設定など、さまざまな作業を実際に設定作業も含めて行うため、知識だけでなく実務を行うスキルが求められます。
③セキュリティの知識とスキル
必要になる3つ目のスキルは、セキュリティに関する知識です。ファイヤーウォールやIDS、IPSなどが当てはまります。
ネットワークエンジニアは、不正なアクセスを阻止することも仕事のひとつです。ネットワークにトラブルが起こると、さまざまな面で影響が出てしまい、大きな問題になることも考えられます。
トラブルが起こらないようにするために、またトラブルが起こったときでも対処できるように準備しておく必要があります。

【ネットワークエンジニアの年収ほどのくらい?】

ネットワークエンジニアは、企業や組織が利用するコンピュータネットワークの設計、実装、管理、保守を行う専門家です。彼らはデータのやり取りが円滑に行われるよう、ネットワークの安定性やセキュリティを確保し、障害が発生した場合の対応も担当します。インターネットが益々普及し、IoT(インターネット・オブ・シングス)技術が進化する中で、ネットワークエンジニアの需要は高まっています。

また、大手企業や有名なインターネットサービスを提供する企業で働く場合、年収はさらに高くなることがあります。例えば、IT業界の大手企業では、経験豊富なネットワークエンジニアが1000万円以上の年収を得ることも珍しくありません。しかし、企業規模や業界によっては、年収が低くなることもありますので注意が必要です。

地域によっても年収に差があることがあります。例えば、東京や大阪などの都市部では、ITインフラが発展しており、ネットワークエンジニアの需要が高いため、年収が高くなる傾向にあります。一方で、地方都市や地域では、企業規模が小さいことや、ネットワークエンジニアの需要が少ないことから、年収が低くなることがあります。

また、フリーランスとして働くネットワークエンジニアも増えており、彼らの年収はプロジェクトの規模や依頼内容によって大きく異なります。フリーランスの場合、年収は安定しにくいものの、高いスキルと専門知識を持っていれば、非常に高い報酬を得ることも可能です。

結論として、ネットワークエンジニアの年収は、経験やスキル、資格、企業規模、地域などの要素によって大きく変動します。キャリアを積むことで、より高い年収を得られる可能性がありますが、自分のキャリアパスや働き方を考慮しながら、適切な職場環境を選択することが重要です。

以下に簡単に年収例を表にまとめてみました、
ネットワークエンジニアの年収とは?東京と地方の違い

【今後】

クラウド技術の発展により、現在は企業が大規模な設備投資を行い、自社で通信設備やデータセンターを持つことは少なくなってきました。それに伴い以前よりはネットワークエンジニアの需要は減りつつあると言われております。
ただし、今後クラウドはもちろん、IoTやAIなど先端分野の知識を始めとする幅広いスキルを持つネットワークエンジニアが求められ、新たなビジネスモデルの構築やサービス展開への寄与が期待されています

逆に、ネットワークの専門知識に加え、サーバーやデータベース、クラウドなどを総合的に扱うことができるネットワークエンジニアの需要は増えています。そして、クラウド型のネットワークを構築する業務が増え、プログラミング操作などが増えるでしょう。
需要が高まっているスキルを柔軟に習得することによって、将来性の高い、かつ息の長いエンジニアになることができるでしょう。

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